2008年5月6日火曜日

幻の肉

中学校の同級生が地元で黒毛和牛の生産をしておりまして、東京から秋田に遊びに来てくれた友人達と見学をさせてもらいました.

見学とゆっても、牛舎を見たり、出荷間近の牛のブラッシングをさせてもらったりみたいなゆるーいものだけど.

同級生が育てている牛のブランドは「三梨牛(みつなしぎゅう)」といいます.秋田県湯沢市の一部で生産されている牛で、秋田県内ではトップ銘柄.

枝肉の等級もA4以上ということでかなりの評価なんですよ.有名な松坂牛とかと全然かわらない.

肉の等級は、「霜降の度合」、「肉の光沢」、「肉の締まり及びきめ」、「脂肪の色沢と質」の4項目でランク付けされるのだそうだけれど、その4つの項目のうちもっとも低い項目がランク付けの閾値になります.

霜降り5、肉の光沢5、肉の締まり及びきめ5、脂肪の色沢と質3だったら、3になっちゃう.友人が育てた牛のほとんどがA5の評価を貰っているということなので相当すごい.

そんだけ美味しいならなんでメジャじゃないの?と言われると、生産数が圧倒的に少ないから.僕の友人を含め10数人の生産者しかいない.だから、年間に出荷される牛の数はせいぜい200頭~250頭.

本当は全国展開できたらいいんだろうとは思うけど、需要に見合う供給ができないとやっぱりねぇ、ってゆってました.なかなか難しいもんです.

供給量が少なくてほとんどが秋田県内で消費されるのだそう.品質的には全国でも戦える肉、三梨牛、幻の肉です.

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